「自分が人生のCEO」新卒の会社を11ヶ月で辞めてフリーランスになった理由。
新卒で体験した「社会人」とその人生の再設計。
(サラリーマン時代は東京・白金に暮らしていた)
はじめに、筆者(kentyyyizm )は2017年度に新卒で入社した東京の金融機関を1年(厳密には11ヶ月)で辞めて、フリーランスライターとして独立しました。
「都心で活躍するビジネスマン」「憧れの六本木オフィス」といったフレーズに期待を寄せ、2017年の4月から東京でサラリーマン生活を11ヶ月続けて来た筆者ですが、実際にその舞台へと足を踏み入れると「おや、なんだか違うな。」と思ったわけです。
(毎日の通勤は六本木、東証一部上場企業だった)
みんな早歩きで駅のホームを乗り入れる朝の東京メトロ。
どこへ行ってもおじさん達がウロウロしているオフィス街。
そして特に一緒に仕事をしたいとも思わない上司によって取り囲まれるオフィス内。
10分で終わる要件を会議室でわざわざ1時間かけて行うミーティング。
そんな環境がどうにも耐えられないと思った筆者が、勇気を振り絞って会社に辞表を出したのは、確か2018年の1月頃だったでしょうか。
その時会社を辞めてフリーランスになるという決意をしたのです。
そこで筆者がフリーランスになろうと思った理由はただ一つ、「人生の再設計」をする為でした。
サラリーマンの致命的なデメリットである三大リスク。
(憧れだった東京)
最近Twitterを見ていると、「会社勤めを辞めてパソコン一台で独立するフリーランス」が急増しており、会社以外に何かを求める人が増えて来たかと思います。
筆者の場合、サラリーマンには致命的である大きな三つのリスクがあると考え、そのリスクを確実に回避して正しい人生設計をしたかった為に独立を決意しました。
そのリスクが「配属リスク」「人間関係リスク」「環境リスク」です。
筆者が会社を辞めた理由は、ほとんどがここに収縮されてると言っても過言ではありません。
①配属リスク
「配属リスク」とは、やりたくもない部署に飛ばされるリスクの事です。
営業がやりたいのにマーケティングの部署に配属されたり、逆にマーケティングがやりたいのに営業の部署に放り込まれるなど、自分がやりたい事を必ずしも出来るわけではないという「不確実性」がそこにはあります。
実際に筆者もやりたくもない部署に放り込まれる同期を何人も見て来ました。そのように、会社では常に「人事部」からの指令に従わなければならないのです。
②人間関係リスク
「人間関係リスク」とは、別に働きたくない先輩社員や上司達と働かされるリスクです。
何事も「何をやるかよりも誰とやるか」の方がよっぽど大事であるのは言うまでもありませんが、サラリーマンにはその「誰とやるか」の権限さえも持たせてくれません。冷静に考えてみれば、「俺、何でこの人と仕事やってんだろう。。」と思わないですか?
そう、無条件にたまたま同じ部署で近くのデスクに座っている人と仕事をしていかなければならないのです。それはまるで、自分で席やグループを決められない小学生の班行動のようなものです。
③環境リスク
そして「環境リスク」とは、どこの地方に飛ばされるかわからないというリスクです。言い換えると「転勤リスク」です。
本人の意思を無視した転勤なんて、時代遅れの人事慣習だから、みんな、さっさと辞めればいいと思う。>夫に辞令、続く別居 「子ども、仕事…いま何を優先すべきかが難しい」(読売新聞(ヨミドクター)) – Yahoo!ニュース https://t.co/dSjeQc8kkp @YahooNewsTopics
— 田端@「ブランド人になれ!」Amazonビジネス実用でセールス1位 (@tabbata) May 27, 2018
もし「来期から地方へ異動」と言われれば、せっかく東京に憧れて入社したとしても簡単に九州や四国へ吹っ飛ばされてしまいます。
このように、サラリーマンは良くも悪くも全ての裁量は会社に握られており、自由な意思決定が出来ないのです。
これをどう捉えるかは人それぞれですが、筆者はそこの裁量を誰かに渡したくはありませんでした。
「まずは3年」ではなく「辞めたいと思った時にすぐ」辞めた。
(通勤は単なる風景になっていった)
そんなこんなで、筆者は会社を「すぐに」辞めました。
ここで、「まずは3年会社で修行をしてから」といったような意見も時折耳にします。
しかし、情報のスピードと変化の速い時代において、3年ってかなり長いと思わないでしょうか?
3年というその根拠の無い指標は、多くの辞めたいけど辞められないサラリーマンにとっての言い訳でしかないと筆者は思っています。
なぜなら、本当に辞めたいなら今すぐ辞める方法を考えるはずだからです。
確かに3年その業界で経験を積めば、ある程度の知識や感を掴めるようになるかもしれません。
しかし、感情は「生モノ」だと思っていて、今思っている事が3年後も同じように保たれているかは分かりません。
これは、自己啓発セミナーで刺激を受けても一週間後には元通りになっている現象と同じです。なので、筆者はその時受けた感情を素直に受け止め、即座に行動に移しました。
借金80万円の状態から会社を辞めてフリーランス独立
(独立後は、マニラやセブ島にもよく訪れている)
そして、フリーランス独立前に最も不安が募るのは「お金」の面では無いでしょうか。
しかし、筆者は借金を80万円程抱えていて、「貯金もほぼゼロ」の状態で会社を辞めてしまいました。
「独立する前に貯金をしておいた方が良い」というのは常識レベルかもしれません。
ですが、ある日突然会社を辞めることを決めた筆者は、サラリーマンの「信用」と「有給」を使って、クレジットカードで海外に何度も渡航したり、ビジネスの教材などもたくさん買ってしまっていました。(笑)
しかし、数十万の借金があるからと言って、お金を貯めるまでフリーランスになるタイミングをずらすような事はしませんでした。なぜなら、借金返済を待つ時間なんて当時の自分には無いと思ったからです。
上述したように、情報や感情の変化スピードが速い中、借金の返済の為にサラリーマンをやり続けるというのはナンセンスだなと思ったのと同時に、お金よりも時間の方が大切だとも考えたのです。
「借金?何とかなるでしょ。」って感じです。(笑)
そもそもそんなことは、どれだけ考えても将来の状況など分からないものでしょう。
フリーランスこそ、自分の人生を最適化出来る選択の一つ。
(フィリピン、マニラのファーストフードにて)
筆者はフリーランスこそが自分の人生を幸福にする為の最適な選択だと考えています。
フリーランスになれば上述したようなサラリーマンの三大リスクを取り除き、人生の裁量を全て自分で決定する事が出来ます。
【フリーランス】会社員時代に比べて減ったのは「働く時間」 増えたのは「満足度」
「収入」などを含む全項目で、満足している人はフリーランスの方が多く、不満を感じている人は会社員の方が多かった。
通勤や人間関係のストレスから解放されるメリットは本当にデカい。https://t.co/vMhlzh6UNE
— タク@2000万運用中&プロブロガー&経営者 (@TwinTKchan) 2018年7月1日
仕事をする相手も、仕事をする時間も、仕事をする場所も全て自分で決める事ができ、それによって「クオリティ・オブ・ライフ(QOL)」を高められるのです。
朝日を浴びながら起きてシャワーを浴びて、気持ちの良いテラスのあるカフェで仕事をしたり、自分の興味のある分野で仕事を貰ってこなすことも、全てを自分の意思決定によって実現可能です。
まさに現代において無限の可能性を秘めた働き方は「フリーランス」一択でしょう。
自分の人生にて、自分をCEOに置く事が出来るのです。
会社を辞める為の方法は恐らく2つ。
(タイ、バンコクの地下鉄。筆者は現在ASEAN諸国でも活動し始めている)
もし、嫌だと思っている会社を辞めるとするならば、それは一つ、もしくは二つの方法しかないでしょう。
まず一つ目は、宝くじ、もしくは仮想通貨なんかで一発当てて億万長者になり、その後音沙汰なく会社を辞める事です。
そして二つ目は、前者より簡単です。会社に今すぐ辞表を書いて渡す事です。
このように、会社に辞表を出すだけで嫌な会社はすぐに辞める事が出来るのに、多くの人がそれをすることが出来ません。
だからこそ、少し勇気を出して決断するだけで他の人よりも一歩前へ踏み出せます。みんなが一斉に会社に辞表を出し始めると、フリーランスの優位性も市場価値も落ちるでしょうから。
なので、他の人よりも速く会社に辞表を出して、自分だけの人生を手に入れましょう!