海外ノマドフリーランスの「メリットとデメリット」〜バンコクの5つ星ホテルで〜

現在、デジタルノマドなフリーランス。

筆者は現在デジタルノマドとして活動しており、仕事はPC一台で行っています。

そこで、「場所と時間の自由」というノマドフリーランス特有のプレミアムを何とかフル活用出来ないかと考え、今回同じように比較的時間に余裕のある友人とタイのバンコクにある5つ星ホテルに滞在してノマドワークをしてみました。

ノマドの恩恵である「海外を旅しながら仕事をする」ってどうなん?

今回は、俗に言う「海外ノマド」と呼ばれるものがどの程度のものなのか、そして良くtwitter上に存在するノマドフリーランス達が言う「海外ノマドはコスパが良い」といった言い文句は本当なのかを検証したく友人と五つ星ホテルを予約しました。

ノマドワーカーを目指す人にとって、「週5の会社への通勤から解放されたい」「家なしでどこか旅をしながら働きたい」と考える人も少なくはありません。

そこをモチベーションにする人は多いのですが「実際旅しながら仕事するノマドってどうなん?」というクエスチョンも同時に浮かんで来る事でしょう。

今回は旅行として五つ星ホテルに滞在した筆者ですが、「フリーランスになればいつでも気軽にこんな事が出来る」といった事をリアルにレポートして行きます。

以下よりノマドフリーランスが体験したタイのバンコクでのプチ海外ノマドについて、そこで感じた事をお届けします。

バンコクの5つ星ホテル「ラディソンブルプラザ バンコク」


(宿泊した「Radisson Blu Plaza Bangkok」)

今回筆者が訪れたのはタイバンコクの中心部「スクンビット」に位置する5つ星ホテル「ラディソンブルプラザバンコク」です。
(肝心な外観と撮り忘れたのでGoogleマップで。。)


(Googleマップより)

ここはバンコクの中心部に位置しており、歩いているとよく日本人とも遭遇するエリア何ですね。


(Googleマップより)

さて、実際に五つ星ホテルへ足を運ぶとラグジュアリーなエントランスがお出迎えしてくれました。


(ロビーエントランスもラグジュアリー)

観光客世界ナンバー1とも言われているバンコクなので、この辺りはたくさん5つ星ホテルがありますが、さすがだなと。


(若干大味な作りも外国らしさ)


(この部屋に二泊した)

こんな感じの所に二泊したのですが、仕事は外のプールサイドでやってみたり。


(仕事はこのプールサイドで)

この時の時間はバンコクで午前11時。ちょうど日本だとOLがランチを食べ終わってさて仕事に戻ろうかといった時間帯です。

その後、仕事に疲れたらマッサージにいったり少しホテルの部屋でくつろいだりして、夜はステーキを食らってみたり。


(ステーキレストランの店内)

その後は友人と5つ星ホテルのルーフトップバーへ。


(5つ星ホテルのスカイラウンジバー)

そしてこの景色は最高でした。


(バンコクの夜景)

といった感じで、5つ星ホテルを堪能しながらノマドワークをしてみましたが、「午前はプールサイドで仕事をし、午後はマッサージ、夜は夜景の綺麗な屋上バーでビールを飲む」というライフスタイルは非常におすすめです。

バンコクの5つ星ホテルは飲み会2回分で泊まれる。

さて、5つ星ホテルでのノマドワークが最高である事は上述しましたが、最も肝心なのは「コストパフォーマンス」の部分だと思います。
なぜなら、お金さえ支払えばいくらでも上質なサービスを受けられるからです。

しかし、それにありったけのお金をつぎ込んでいては本末転倒であり、そこをいかに少ない支払額で満足度の高いサービスを受けられるかにフォーカスする必要があります。

では、今回筆者が訪れた5つ星ホテルがいくらだったのかを見てみましょう。

これはオンライン旅行予約サイトのエクスペディア経由で申し込んだのですが、会員向けの割引30%を受けて、2泊3日で約32,000円。

よって一泊あたり13,000円程なのですが、当ホテルは一部屋辺りの料金でFIXされるため、今回友人2人の計3人で宿泊したので1人当たりの宿泊料金はだいたい一泊4,500円程度となります。5つ星ホテルでこの値段は非常に安いですよね。

これが日本のホテルの場合は一部屋あたりではなく宿泊人数で料金が決まります。

なお、日本の東京で一万円台の5つ星ホテルを見つけるのは難しく、リッツ・カールトン東京であれば一泊60,000円はします。

しかし、今回泊まったホテルの場合は、そもそもの一部屋料金が安い上に、複数の人数で泊まっても一部屋料金しか払わなくて良いので、かなりコスパ良く泊まれるんですね。

なので、複数人の友人と共に5つ星ホテルに泊まれば、飲み会1〜2回分の値段で気軽に宿泊する事が出来ます。

世界の価格は歪んでいる。


(曇りの日のバンコク)

今回筆者が宿泊したバンコク。

そこは日本と比較すると食べ物、交通費、宿泊費も全て割安でありながら、日本には無い特有の文化やタイ独特の雰囲気、そして新しい価値観を感じられます。タイは消費者物価指数が上昇傾向にありますが、依然タイ人の最低賃金は1日辺り1,000円程度です。

また、タイだけでなく、世界の様々な場所同士で同じモノやサービスに付けれらる値段は異なっています。そう、世界には「自分にとっての幸福度が高い国」というのがゴロゴロと転がっているのです。

ここで「安さ」は本質的ではありませんが、物価が高くても幸福度が高い国であれば、それはそれで良いでしょう。

筆者が昨年訪れたアラブ首長国連邦のドバイは、物価が高いながらも宗教文化の違いや桁外れのお金持ちが集まっているという価値観を見る事が出来たために、相当な出費でしたが高い満足度を得る事が出来ました。


(大学生のとき訪れたドバイ)

ここで何が言いたいのかと言うと、ノマドフリーランスであれば、そのように住む国や消費する外貨、サービスなどの全てを選ぶ事が出来るという事です。

これが、ノマドフリーランスの最強のオプションです。

日本での消費を強制させられる者とそうでない者。

上述したように、住む国や消費したい外貨を選ぶ事ができるのはノマドフリーランスです。

会社に所属する人は物理的な縛りがある為に、海外へ駐在でもしない限り住む場所や消費するモノやサービスはほぼ自国に強制されます。
これは感情的な理由はさておき紛れもない事実です。

しかし、ノマドフリーランスは行動力さえあれば、自分の見たい世界だけを見る事ができ、そして本当に良いものをセレクトしてお金をつぎ込む事ができるんです。

例えば、今まで都心で家賃7万円を支払いながら生活していた所を、ノマドであれば実家暮らしにして「毎月海外旅行」に切り替える事も出来ます。

今ではLCCを使えば格安で海外へ飛ぶ事ができ、月一の海外旅行を家賃以内に抑えれば十分に採算が合うはずです。

もしくは、Airbnbを使って格安の宿を飛び回る事も可能ですよね。

インターネットによって情報がグローバルとなり、今ではブロックチェーン技術の開発が進みデジタルマネーを使った「価値のインターネット化」も進んでいます。

そのようにお金や情報のグローバル化が進んでいる中、電子デバイスでグローバルに拠点を移動する事が出来るノマドフリーランスにはこれからの時代を生きる大きなアドバンテージがあると考えています。

なお、筆者もブロックチェーンに興味関心がり、来月は香港、そしてその後はドバイやエストニアにも足を運ぶ予定です。

海外ノマドフリーランスのデメリットもある。

一方、良い事尽くしに見える海外ノマドですが、デメリットも少なからずあったので紹介しておきます。

渡航のプロセスは生産性が落ちる

筆者が最もストレスを感じたのは日本から海外へ行く際の渡航です。

慣れてくると、空港に行って飛行機へ乗る事に何の生産性も感じず、それが「無駄なプロセス」に思えてしまいます。


(利用するのは関西国際空港)

筆者が最もストレスを感じたのは日本から海外へ行く際の渡航です。
慣れてくると、空港に行って飛行機へ乗る事に何の生産性も感じず、それが「無駄なプロセス」に思えてしまいます。


(タイのドンムアン空港)

空港へ時間を掛けて移動し、チェックインカウンターで並び、手荷物検査で並び、そして飛行機では日本から遠い距離であれば狭い飛行機に何時間も乗っておくわけです。

特にチェックインカウンターなんかはもっと効率化出来ないかと思ってるんですが…。

今回筆者が出向いたタイのスワンナプーム空港はあらゆる国と国とを結ぶハブ空港としての役割を担っているので、とにかく人が多くて待つ時間が多いんですね。

特に東南アジア界隈のLCCは不具合が多く、あらゆる場面で「待たされる」ケースが多くあります。

この辺りは、頻繁に海外と日本を往復するスタイルを取る場合はデメリットとなってしまいます。

ネット回線が悪くサービスのオペレーション能力が低い

これは国によって異なるかもしれませんが、場所によってはネット環境が悪く、飲食店などの店員のオペレーション能力にイラっときてしまう点が多々ありました。

ネットはお店やホテルによっては途切れ途切れになってり飲食店でも料理が来るのがとても遅かったりします。

海外へ仕事を持ち込む事無く100%バカンスであればあまり気になりませんが、仕事を進めつつ海外で過ごすのであればこれは日々積み重なるとストレスになります。

なので、120%仕事のみにフォーカスしたいのであれば日本の実家にでもこもって仕事していた方が良いでしょう。

その点、帰国してみると日本の飲食店の店員のオペレーション能力は大変素晴らしいとも感じました。それらの点には十分に注意しておいた方が良いかと思います。

さいごに:明日、海外へ行こう。


(タイのナイトクラブ)

以上、今回バンコクの5つ星ホテルに宿泊してそのコストパフォーマンスに感激したのですが、働き方が自由なノマドフリーランスは「そうだ。明日海外へ行こう。」と、何かの広告のコピーかのように動き出す事が出来ます。

なお、海外に住み続けるのではなく、日本を拠点に仕事しながら時々海外でコスパ良く旅をするという事も全然不可能ではありません。そこは人によって合う合わないがあるでしょう。

将来の果実を得る為に、今体験する事や消費するモノやサービスを自ら選択する。

これは普通の会社勤めの人には中々出来ないオプションであり、グローバリゼーションが加速する現代において非常に需要な事だと考えています。

皆さんも、ノマドフリーランスとなって、新たな世界に飛び出しましょう。

Kenta Fujii

仮想通貨・ブロックチェーンを専門としたフリーライター。 大手金融機関に新卒で入社するも、東京の満員電車とピラミッド型の階層組織に嫌気が差し、わずか11ヶ月で退職。 その後はノマドフリーランスとして独立し、国内外を転々としながら日々キャリアを積んでいる。

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