独立はお金が必要? 貯金なしで会社を辞めてフリーランスとなったリアル生活。

フリーランスになる前に直面するお金の問題。

会社を辞めて独立する際に、最も不安となるのが「お金」なのではないでしょうか。

会社を辞める決心がついたのは良いけど、お金は一体いくらぐらい置いておいた方が良いのだろうかと。

もちろん、独立するとなればもう勤務中に寝ていてもサボっていても自動的に口座にお金が入ってくるようなシステムでは無くなるので、辞める際に十分なお金があるに越した事は無いでしょう。

しかし、「十分なお金が無いと辞められないのか」と言われると、そうでも無いと筆者は考えています。

むしろ筆者は、フリーランスになる直前の会社員時代にサラリーマンの特権である「信用」を使って、クレジットカードに大きな残高を残したまま会社を辞めてしまいました。つまり独立後、手元にあったお金はほとんどゼロだったのです。(むしろマイナス。)

恐らく、会社を辞める時には「どのくらいお金があれば良いのか」が最も気になる所であり、「まずは十分な貯金をしてから」と考える人も少なくは無いはずです。

ですが、筆者は貯金ゼロで独立して現在5ヶ月目となりますが、幸いまだ死んではいません。(笑)

では、以下より筆者が体験した独立時のリアルな金銭的状況とそのマインドについてを共有していきます。

もし今、貯金が無い事を理由に独立出来ないという人がいれば本記事を参考にして頂ければ幸いです。

会社員時代に使いまくった「クレジットカード」という負債。


(勤務地は六本木だった)

筆者(kentyyyizm )は以前まで東京の会社に勤めており、現在はフリーライターとして活動しているのですが、その転機は急に訪れたので、サラリーマンの時に何もお金の蓄えもしていませんでした。

「お金は寝かせておいても何の価値も発揮しない」

馬鹿な自分は会社員時代ずっとこんな事を考えていて、ちっぽけな年収なのだから、貯金なんかしても全く意味がないと考えてたんですね。なので、クレジットカードという魔法のカードを使って有給を取っては海外へ。そして高額なビジネス教材なんかも買いました。

「会社を辞めない限りそれがデフォルトする事はない。だから使い続けられる。」と考え、新しいものを発見する為にどんどんとカードを切ってお金を使っていました。

そう、「全ては自己投資だ」と。

しかし、自分のバランスシートには「クレジットカード」という大きな負債が確実に残っていったのです。

独立を決意した時の借金は80万円。


(なんだかんだ定番スタバはヘビーユーズ)

以上のように、クレジットカードに大きな支払い残高が残ったままでしたが、筆者は会社を直ぐに辞める事を決意します。

もちろん辞める事を決意したものの、上述した通り筆者はクレジットカードに残高を残したままで、その支払いは毎月しなければなりませんでした。

ですが、フリーランスになる前はある程度のお金を蓄えておいた方が良いという助言を見事にスルーし、筆者は借金80万円を抱えた状態でフリーランスをスタートさせたのです。(笑)


(筆者はタイやフィリピンでもノマド生活を開始している)

とは言っても、別にその気になればクレジットカードの残高を確実に減らしてから独立する事も可能だったでしょうが、筆者はそうしませんでした。なぜなら、それを完済するまで会社に居続ける事が考えられなかったからです。

そんな時間があるならば、借金残してでも独立した方が良いと考えました。しかし、ボーナスまで退職を待つ人や、お金が貯まるのを待つ人も多いのではないかと思います。

ですがそれによって自分は「お金」の為に自分の一ヶ月や二ヶ月を平気で会社に売ってしまっているのです。

もちろん、独立後に初期投資が必要なビジネスであれば当然貯金はあった方が良いでしょうが、筆者のような初期投資不要のノマドビジネスであれば、最初にお金を作っておく必要はほとんどありません。

むしろ、お金よりもスピードと時間の方がよっぽど大切です。

ノマドフリーランスはお金がほとんど掛からない。


(筆者はたびたびタイでも仕事している)

ライターやエンジニアといった完全なデジタルノマドフリーランスであれば、費用を最小限に抑える事ができ、ほとんどお金が掛かりません。

これが、筆者が負債を抱えていてもほとんど怖くなかった理由の一つでもあります。

なぜなら、ノマドフリーランスはお金の掛からない安い場所でサラリーマンと同じような報酬の仕事が出来るからです。

場所を選ばないノマドフリーランスの場合だと、家賃の安い場所に住むことも可能であり、実家にひたすらこもる事も可能です。筆者は会社員時代東京で賃貸をしていたので、月に7万円程を東京の大家さんに支払っていたのですが、それによって新卒の収入のおよそ3分の一が東京の大家さんの懐へ消えて行くのです。


(マニラのファーストフード)

これこそが、あの有名ブロガーイケダハヤト氏の言う「まだ東京で消耗してるの?」というコピーそのものです。

しかし、ノマドフリーランスになるとこの東京の家賃7万円を削減する事が出来ます。ノマドフリーランスであれば東京の会社から仕事を貰いながら地元で節約しながら生活する事も可能ですし、物価の安い海外に行ってコストパフォーマンスの高い生活も実現可能です。

このように、筆者はノマドフリーランスになって無駄なコストを確実に減らせる事、そしてある程度の収入の目処が立っていた事から、お金に対する不安はほとんどありませんでした。

むしろ会社員の時よりもお金が貯まるんじゃ無いかと。

よって、ノマドフリーランスにお金はほぼ必要ないでしょう。もちろんあるに越した事はありませんが、無くてもそれは独立する事と全く関係ありません。

今お金があるかでは無く将来お金を作って確実に支出を減らせるか。


(タイではトゥクトゥクで移動する)

そもそも、会社を辞める事に「今手元にお金があるか、無いか」は関係あるのでしょうか?重要なのは将来のキャッシュフローであって、「将来収入を確保出来るか」そして「将来支出を極力減らせるか」なのです。

少なくとも、ノマドフリーランスであれば都心のサラリーマンよりも支出を減らせるでしょう。

同期との飲み会、外交の為のスーツへの投資なども必要ありませんし、わざわざ東京で高い家賃を払って住み込む必要もありません。

このように、収入はある程度予想がつかず変動する事もありますが、支出は確実に自分でコントロールする事が出来ます。

例えば、

●東京の都心を避けてローカルエリアに引っ越す。

●外食を控え、飲み会も頻繁には行かない。

●スマホはキャリアではなく格安にする。

これだけで収入が増えたのと同じ位の節約効果が期待出来ます。

このように、将来の支出の削減をある程度考えておけば、ノマドフリーランスになることは案外簡単だったりもします。

収入の不安は必ず付きまとうがセーフティネットはいくらでもある。


(マニラにて。日本、海外でもホテルのラウンジは仕事空間)

以上、筆者は会社を辞めて独立する為に特段貯金など必要無いと考えています。

収入面に関してもある程度見込みが出れば問題無いでしょうが、こればっかりは中々明確な予想をする事が出来ず、市場の動向によって仕事の数も増減してしまうでしょう。

ライターであれば、媒体全体のPVや検索ボリュームが減少すれば、予算も削減されてしまいます。ですが、そこは悩んでも仕方なく、踏み出してから進んで行かなければ絶対に先の事などわかりません。

よく、「会社員をやりながらまずは副業で」という事を聞きますが、それはかなり遠回りな行為だと思っています。


(マニラの路地)

ブランド人として会社で働くZOZOTOWNの田端信太郎氏や、会社を利用しながら個人でブランディングし、自身でオンラインサロンを運営している幻冬舎の箕輪厚介氏のような方々であれば話は別ですが、副業と相関性の無いような会社に勤めながらその両方をやるのは、剣道をしながら卓球で全国大会出場を目指すようなものです。

なので、独立するならある程度の準備が出来たら直ぐに辞めて取り掛かるべきでしょう。スピードが大事なのはもちろんのこと、何かを捨てれば新しい物が直ぐに入ってくるからです。

それに、もしフリーランスでお金が稼げなくなったとしても、コンビニには「タウンワーク」という無料の求人雑誌がありますからね。

そう、まさに「死ぬこと以外はかすり傷」です!

Kenta Fujii

Kenta Fujii

仮想通貨・ブロックチェーンを専門としたフリーライター。 大手金融機関に新卒で入社するも、東京の満員電車とピラミッド型の階層組織に嫌気が差し、わずか11ヶ月で退職。 その後はノマドフリーランスとして独立し、国内外を転々としながら日々キャリアを積んでいる。

ACTHOUSE  

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